資源の節約や環境汚染防止のために、リサイクルセンター(中間処理・処分業)では合理的かつ効果的な分別・選別・中間処理システムを導入し、サーマルリサイクルやマテリアルリサイクルを適切に組合せた、廃棄物ゼロの環境づくりを目指しています。
サーマルリサイクルThermal recycle
廃棄物から出る熱エネルギーを回収すること。
ごみ焼却時に発生する熱は冷暖房・温水などの熱源や固形燃料化(RDF)、油化などの燃料としての利用もできます。
ただ、サーマルリサイクルにより「燃やしてもリサイクルになる」という認識が広まるとごみの排出抑制を妨げる事にもなりかねないので、マテリアルリサイクルなどとの適正な組合せを考える必要があります。
マテリアルリサイクルmaterial recycle
廃棄物を回収し、製品の原材料として再利用すること。
廃棄された家電や自動車など、多くの部品や材質で一つの製品が作り出されている場合、分解した後材質ごとに部品を分類しなければならない為、近頃ではリサイクルしやすい製品作りが求められています。リユース(再利用)の次に、リサイクルの第一段階としてマテリアルリサイクルを考える必要があります。
マニフェストのしくみ
産業廃棄物の処理を他人に委託する際には、「産業廃棄物管理票(マニフェスト)」の使用が義務付けられていますが、廃棄物処分法の改正により、平成13年4月1日からは新たに最終処分までを確認する事が義務付けられました。
また、マニフェストを交付しない場合、又は法に規定する事項を記載しないで交付した場合、若しくは虚偽の記載をして交付した場合、50万円以下の罰金が科せられます。
排出事業者から見た流れ